アメリカ勉強旅行 2014年2月

アメリカ北部で、TPP問題についての意見を聞いたり、農業と農家の生活を視察したりしました。

家政学や農業経済学、フードシステム、和牛導入の第一人者など、州立大学の教授の方々のレクチャーを受けたり、たくさんの農村の女性とお会いしてディスカッションをして、意識調査をさせてもらいました。

どなたも誠実にご自分の考えを話してくれて、すごく勉強になりました。
農の営みへの想いは、どこの国にも共通しているのかもしれません。

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2月8日、中部国際空港から出発!

しゃべれないけど、聞き取る能力だけは少し上げたい。機内でアメリカのコメディー番組を見て、聴いて、最後のあがきです。ー 場所: 中部国際空港 セントレア

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2月8日、デトロイト空港からアメリカに入国しました。

乗り換え時間に、初の食事、ハムサンド。
勘弁して! この大きさは無理です。
大きな口を開けても入らない厚さ。ナイフで切ったので、崩れて悲惨なことになりました。
初食事、残して無念。先が思いやられます。ー 場所: デトロイト空港

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フライドポテトは、2枚しか食べられませんでした。もったいない。

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2月9日、ミシガン州ランシングのスーパーの果物売り場です。

フロリダ、テキサスなどの表示があります。アメリカは広いので、国内産だけど、フードマイレージは大きい計算になりますね。でも5ポンド(およそ2.3kg)でこの値段。お店の人が快く撮影許可をくれました。ー 場所: ミシガン州ランシング

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かんきつ類の量は、圧巻です。
バラ売りのコーナーです。TANGERINESは、日本の温州ミカンのようなオレンジ。

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パイナップルの奥の棚には、たくさんのジャム類が並んでいました。

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スーパーの有機栽培の野菜コーナーには「DAIKON」がありました。
日本の冬大根より小ぶりで、表面はなめらかではありません。

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ズッキーニやレタスの味は、日本と同じでした。

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袋に入った小さなニンジン。

学生街や、後日訪れたニューヨークでは、なぜかニンジンや、野菜スティックを食べながら街を歩く人を結構見かけました。
まるでポッキーの箱を持つような感覚で、ニンジンや野菜スティックを持ち、耳にはイヤホーンをして颯爽と歩いているのです。トレンドなのでしょうか?

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ミシガン州立大学には、ナナカマドに似た赤い実をつけた木がたくさんありました。

広い構内には、たくさんの建物と、スタジアム、コンサートホールなどもあり、車も信号も多く、ひとつの町のようでした。
(2月10日、ミシガン州イーストランシングの州立大学内で撮影)

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アメリカの農業や農家の女性の現状についての講義を受けました。

この講義の時に、自己紹介と、私が日本の農業と食生活について考えていることを、英語で話しました。

ひどい発音なのに、学生さんたちは、真剣に聞いてくれました。あとは、通訳の方に頼ったことがほとんどですが、初めにそういう経験をできたので、片言でも恥を忍んで言えるようになりました。

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大学の農場でつくった野菜などを使ったアイスクリームを売っていました。日本の大学生協のようなところの1コーナーです。
子どもがおやつを買いに来ていました。

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ミシガン州立大学の前にあるお店。
講義を聴いたり話したりで緊張していたので、夕空の美しさにほっとしました。

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大学の屋外競技場。どこで見ても、夕焼けはきれいです。この日の気温はマイナス10度くらいでした。

I live in Sapporo,Hokkaido, northern Japan.
It is as cold as here.と言ったら、なぜかみんな微笑んでくれました。

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2月11日 ミシガン州バンゴー(ミシガン湖の近く)で、小規模農家、Windshadow Farmの見学をしました。

面積は、草地と建物を含め46エーカー(約18ha)です。
草はティモシーとリトルグラスという種類が中心だそうです。100匹の山羊がいます。チーズ工房と提携しています。

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山羊の酪農家スーザンとロンさんご夫妻。

スーザンさんは弁護士を今も続けて、家にいるときは手伝っています。
弁護士さんとして医療保険に加入できるということを失わないためにも二足のわらじを履いているそうで、彼女の兼業の目的に、アメリカの社会保障制度が垣間見えました。

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牧草を運ぶ車に「ソーラーパワー」と書いてあります。

日本に帰って調べようと思っていたのですが、今のところこのような農業機械をネットでも見つけることができません。これからも調べてみます。

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搾乳するところに置かれたバケツには、「キッコーマン」のロゴが! 
ちょっとうれしかったのですが、なぜそれを使っているかは伺ってもわかりませんでした。

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農家のロンさん、ミシガン州立大学のウイン先生、日本の大学からフードシステムの研究にいらしている佐藤先生、右端が私です。

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こんなにたくさんの種類の山羊を見たのは初めてです!

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